たまたまそこに詳しそうな人がいたから聞いてみようはやめろ
お久しぶりです、鏡華です。 この間とあるコミュニティで、こんな話が出て、面白そうだから記事にまとめるかと思って今この記事を書いています。
その話とはこういうものです。
(スマホの設定で困っている人がいたとき) ちょうどいいとこにパソコンとか詳しそうな人おるやん、教えてもらおうぜ
細かいことどうでもいいから結論だけ読みたい人
エンジニアはただで何でもやってくれる便利屋じゃねぇ分を弁えろ
何が悪いのか
PCに詳しい人、特にITエンジニアと呼ばれる部類の人たちの飯のタネは
- プログラミングなどの技術
- 専門分野に関する知識
の2つが大きくあります。
ここで、飯のタネである専門分野に関する知識を、正当な対価を払うことなく要求していることが問題です。
喩え話で理解してみる
絵師の場合
絵師にとっての飯のタネは絵を描く技術でしょう。 正当な対価を払うことなく絵を描く技術を要求する事はつまり次のようなことになると思います。
あ、ちょうどいいとこにイラスト描ける人がいた!イラスト描いて!金は一切払わんけど!
よくTwitterなどでも話題になるやつですが、まぁ嫌ですよね。
(他にも例を挙げようか迷いましたが、なくてもよくねと思い始めたので取りあえずやめときます)
エンジニアに質問するときは必ず対価が必要なのか
基本的にはそうだと思いますが、ごく限られた場合のみ対価を払わなくてもいいかなと考えています。 その限られた場合とは以下の時です。
追加で情報収集の必要がなく、その場でぱっと答えられるような質問の場合
エンジニアといえど、専門知識を全て暗記している人はかなり少ないと思います。 大抵の場合は、必要になった情報をその場でググるなりしていろいろな場所から集めてくるということをしています。
また、質問者が答えるために必要な情報を提供できていない場合、追加で聞き返したりして必要な情報を集める手間があります。
これらの手間がない、つまり
- 質問者が答えるために必要な情報を全て提供している
- 答えるエンジニアがそのことについて知っており、追加で情報を集めなくてもよい
場合にのみ対価を払わず質問しても大丈夫かな、と私は考えています。
なお、これは絵師でいうところの、絵を描くために必要な資料や構図を考える手間がないという点で 「1分で描いた落書きでいいならタダであげるよ」に近い感覚かなと思っています。
質問の仕方について
ここまでの内容を踏まえた上で、質問するときはこういう情報を渡してくれると答えやすい、といったことを以前まとめた記事を書いているので、参照していただけると嬉しいです。